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6.ホルモンバランスを保つための食生活

自律神経失調症の原因にもなるホルモンバランスをしっかりと理解したことで、次にホルモンバランスが崩れないようにしてあげる必要があります。

そのためには、様々な対処法がありますが、その中でも人間にはなくてはならない食事面から対処法を実践していくという方法が取り組みやすいかと思います。

すべての自律神経失調症が食事面の見直しで改善されるわけではありません。

しかし、ホルモンバランスが乱れることによって、精神的にイライラしてストレスを感じますが、このホルモンバランスを改善させるためには、食生活の見直すことも大事だと言われています。

食生活は、ホルモンバランスにかなり影響を与えることがわかっていますが、ホルモンバランスを正常な状態に戻すために必要な栄養素を食事の時に摂取することで、
ホルモンバランスを安定させることができます。

ホルモンバランスから来る精神的なイライラやストレスを軽減させるためにもバランス良く食べることが重要で、暴飲暴食をしたり、偏った食事をすることは絶対に避けなければいけません。

特に、糖分や塩分の過剰摂取はホルモンバランスを悪化させてしまいます。

ですから、ホルモンバランスをうまく調節してくれるビタミンやタンパク質などをしっかりと摂取し続ける必要があります。

ビタミン類の中でもビタミンEは、抗酸化作用があることで知られていますが、それ以外にも、ホルモンの分泌を活発にしてくれてます。

また、ホルモンバランスを安定させると共に、血液の流れも正常な状態にしてくれて、体全体に、栄養素を行き渡らすことができます。

このように、生理周期のホルモン変動による生理前のイライラなどもホルモンバランスの改善で軽減できますし、肌荒れによってできたニキビなども防ぐことができるようです。

お腹の中の赤ちゃんにたくさんの栄養素を送り続けた産後にもホルモンバランスが急激に変動してしまい肌荒れを引き起こしますので、きちんと栄養を補給してスキンケアを十分に行うようにしましょう。

5.ホルモンバランスとは

自律神経失調症にも関係しているホルモンバランスがとても重要なのはわかりましたが、では、このホルモンバランスとは、一体どのようなものなの見ていきましょう。

ホルモンバランスとは、卵巣から分泌されている卵胞ホルモンのエストロゲンや黄体ホルモンのプロゲステロンの2種類が生理周期に合わせてバランスが保たれることです。

ホルモンバランスに必要な卵胞ホルモンのエストロゲンは、性機能を発達させてくれるのと同時に妊娠のための準備もしてくれる、とても重要な役割を持っています。

そして、もうひとつのホルモンバランスに必要な黄体ホルモンのプロゲステロンは、受精卵を着床しやすくしたり、子宮に大量の血液を送り込む働きがあります。

ホルモンバランスは、脳の視床下部というところでうまく保たれているのですが、この視床下部では、体温、食欲、呼吸などの関係する自律神経のバランスをコントロールしていて、
ホルモンバランスの崩れによって自律神経失調症になってしまいます。

ホルモンバランスから来る自律神経失調症によって、肌荒れ、頭痛、めまい、不眠、冷え、肩こり、便秘などの症状が現れます。

また、これらの症状が複数同時に発生することがあれば、日によって変わってきたりするのもホルモンバランスが影響しています。

しかも、この自律神経失調症は、検査しても見つかりにくいという厄介なものでもあります。

さらに、40代になってくると卵巣の働き少しずつ衰えてくるので、卵胞ホルモンのエストロゲンの分泌量が減少してしまい、自律神経に関っているホルモンバランスが保てなくなってしまうことで体温調節などの調節する機能がうまくいかなくなり更年期障害を引き起こします。

更年期障害になってしまうとほてってきたり発汗したり精神的に不安定になってきます。

このように、ホルモンバランスは、体の様々な機能をコントロールするためには大切で、そのホルモンバランスが不安定になることによっていろんな悪影響が起きてしまうのです。

4.ホルモンバランスの重要性

自律神経失調症は、体内に存在しているホルモンバランスが影響してくる場合もあり、特に、体内に女性ホルモンの割合が多い女性にはこのホルモンバランスによって自律神経失調症になりやすいとも言われています。

ホルモンバランスが崩れることによって、様々な悪影響が体に現れてしまいます。

男性ホルモンとか女性ホルモンという言葉を聞いたことがあるかと思いますが、実は、男性にも女性ホルモンはあるし、女性にも男性ホルモンはわずかながらも存在し、うまくホルモンバランスが保たれています。

このように2つのホルモンがバランスよく体内に存在しホルモンバランスが保たれることによって、体全体の生きていくために必要な機能をきちんと働かせてくれます。

10代の思春期の若い人や更年期の女性精神的に不安定になることは、ホルモンバランスの乱れが原因となっているのです。

このホルモンバランスを元の正常な状態に戻すためにも食生活を見直したり、軽いストレッチなどをすることが大変重要になってきます。

女性ホルモンは、卵巣で作られて分泌されますが、この女性ホルモンの分泌量をうまく調整できずに、急激に減少したり、増加したりすると異常ホルモンバランスという状態になってしまい、少しずつ体調が悪くなってしまいます。

女性の体内では、女性ホルモンであるエストロゲンなどのホルモンバランスが重要で、このエストロゲンは、女性の体調を維持するために必要な女性ホルモンなので、日頃から、生活習慣をきちんとチェックしてホルモンバランスに対処しておかないといけません。

それくらい、ホルモンバランスというものはとても大切なもので、毎日を健康に生活していく上で深く関わってくるのです。

自分では、なかなかホルモンバランスのことはわかりにくいと思うので、少しでも、体調がおかしいと感じたならば専門医の方に診てもらうようにして、早期に不安を取り除いておくことも体調を悪化させないためにも良いことだと思います。

3.自律神経失調症の治療方法

自律神経失調症には、発症してしまった原因があり、その原因を十分に理解してから、治療方法などを探していかなければなりません。

しかし、神経の病状であるために自分自身では発症していることに気付きにくいことがあり、その原因にも気付くことなく病状が進行してしまう場合があります。

そうならないためにも、きちんと自分の体の状態を把握しておかなければ、普段の生活における予防策なども探すことができないので専門医に診てもらう必要があります。

病院へ行って自律神経失調症と言われたなら、自分の体の症状をしっかりと把握して、自分の症状に合った自律神経失調症治療法を行わなければいけません。

まずは、薬物療法という治療法ですが、精神安定剤、ビタミン剤、ホルモン剤など、自律神経失調症に欠かせない役割を持った薬が処方されるでしょう。

もちろん、医師に相談して市販されている薬を利用することも自律神経失調症にはとても効果的だと思います。

薬以外では整体や鍼灸などの自律神経失調症に効くつぼを刺激する方法もあります。

また、カウンセリングや自律訓練法などの催眠療法も自律神経失調症には良いとされていて、時間をかけてゆっくりと自律神経失調症を治そうとする方も増えています。

さらに、精神的に落ち着かせることができるという意味ではアロマテラピーなども自律神経失調症を和らげるには良いかもしれません。

この他にも、生活習慣の見直しはもちろんのこと、食事に関しても見直す必要があります。

ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンEは自律神経を正常にする働きがあるので、自律神経失調症を回復させるためには、できるだけ摂取した方が良いと思います。

もし、仕事で忙しくて食事の時間が取れない方や好き嫌いが激しくて偏った食事になっている方は、豊富な栄養素が凝縮されて少量の服用で済むサプリメントを利用することで不足している
自律神経失調症に効く栄養素を摂取することができます。

個人によって自律神経失調症の症状が違えば、その自律神経失調症の治療法も違ってくるので、まずは病院へ行って自分の症状を明確にさせることが大切です。

2.自律神経失調症の原因

自律神経失調症は、細かく分けると4つのタイプに分けることができて、実際に自律神経失調症によって引き起こされる病状にも様々なものがありますが、自律神経失調症を発症してしまうには、あらゆる原因があることを理解しておく必要があります。。

ですから、この自律神経失調症を防ぐためには、その原因を回避してあげることが重要で、この原因に気付かないでいると症状はますます悪化してしまいます。

自律神経失調症の原因には、様々なケースがあるのですが、その大半がストレスが関係しています。

人間関係や仕事の失敗などから受ける精神的ストレスを蓄積させてしまうと、ホルモンバランスを崩してしまい、その結果自律神経失調症になりやすくなります。

ですから、日頃からストレスをできるだけ発散させるような対策を練る必要があり、少しでもストレスを軽減させることによって自律神経失調症を克服は可能です。

激しい運動は逆にストレスになり自律神経失調症へつながりかねませんが、適度な運動はストレス発散になるので、日頃から体を動かすことも心がけておきましょう。

夜更かししたりなどの生活習慣の乱れや環境の変化なども自律神経失調症に関係しています。

ですから、子供の頃からずっと夜更かしばかりし続けていると自律神経失調症になりやすくなります。

睡眠不足になり昼間に眠気が襲ってきて結果的に夜寝付けなくなってしまい、自律神経失調症の症状でもある不眠状態になってしまいます。

自律神経失調症を克服するには、自律訓練法というリラクゼーション法もあります。

この自律訓練法は、自己暗示をかけることで心の不安や緊張を取り除き、蓄積したストレスを解消して自律神経の機能を活発にして自律神経失調症を改善させたり、うつ病を治す訓練法としても利用されています。

このような自律神経失調症を改善させる訓練は、専門医に正しく指導してもらう必要があるので、まずは、きちんと検査してその診断結果を確認してから実践しましょう。