13.耳鳴りの症状

自律神経失調症にも関係している耳鳴りは、耳だけに症状が出るだけでなく、耳と神経がつながっている部分においても悪影響を及ぼすことがよくあります。

自律神経失調症では、様々な症状を引き起こしてしまうのですが、その中の症状に耳鳴りも含まれていて、耳鳴りが発症してしまい悪化させるとさらに、体調を悪化させてしまい次の病状を併発してしまうのです。

耳鳴りという症状は、健康な方でも日頃の疲労の蓄積によって起こったりもしますし、他の病気から進行して耳鳴りになる場合もあるので、耳鳴りの種類の見極め大切です。

この耳鳴りの種類についてひとつずつ確認していきたいと思います。

まず耳鳴りには、自覚的耳鳴りいうものがあり、これは、本人だけしか聞こえていない耳鳴りです。

耳鳴りの大半の方がこの自覚的耳鳴りで、他の人にその耳鳴りが聞こえないので原因がつかめず、今現在では、的確な治療法がないようです。

実際に本人には、セミの鳴き声のような耳鳴りが聞こえていると言われています。

次の耳鳴りは、他覚的耳鳴りというもので、自分だけでなくて他の人も聞くことできる耳鳴りです。

この耳鳴りの原因は、脈拍の振動からくるもので比較的低音の耳鳴りが聞こえてきます。

また、生理的耳鳴りというものもあり、これが健康な方に起こる耳鳴りであって、静かな場所にいる時に聞こえる耳鳴りです。

誰にでも起こる現象であって別に気にする必要はありません。

そして、最も厄介なのが病的耳鳴りというもので、他の病気が進行して引き起こる耳鳴りです。

主に中耳から内耳にかけての異常が原因で、難聴、頭痛、吐き気が原因で起こる場合があります。

病気から引き起こされる場合には、きちんとした対応をしないと症状がなかなか治らずに、いつまでも苦しむことになってしまうので注意する必要があります。

自律神経失調症と同様に、なかなか自分自身では耳鳴りの病状は判断しにくいので、必ず病院へ行って診てもらいましょう。

Comments are closed.